
非法学部出身でも、司法試験の論文は「伝える力」で伸ばせる。予備試験経由で合格した現役大学生が、読み手を意識した構成・文章の整え方と、直前期までの勉強の組み立てをまとめた合格体験記です。
【2025年合格】教育実習と試験が被って大変だったけど、「伝える力」で乗り切った合格体験記
イニシャル: M.T.(2教育学部4年生) 合格年度: 2025年11月(予備試験経由) 選択科目: 労働法
はじめに
教育学部出身です。周りは教員採用試験を受ける子ばかりで、司法試験を受ける人は私一人でした。 もともと学校の労働問題とかに興味があって法曹を目指したんですが、法学部じゃないので知識には自信がありませんでした。 ただ、教育学部で学んだ「相手にわかりやすく伝える」ということは、論文試験でも使えるんじゃないかと思って頑張りました。
司法試験までの過ごし方
- 2月〜3月(読み手を意識する) 予備試験の時の答案を読み返したら、知識を詰め込んだだけで読みにくいなと感じました。 そこで、「採点官に授業をする」ようなつもりで、構成を分かりやすくすることを意識しました。接続詞を丁寧に使ったり、ナンバリングを整理したり。誰かに直してもらうというより、 「誰が読んでも誤読しないか」 を自分で徹底的にチェックしました。
- 4月〜5月(教育実習との両立) 4年生の春に教育実習があって、これが本当にきつかったです。朝から夕方まで学校で、夜は指導案作り。 勉強時間はほとんど取れなかったので、行き帰りのバスで短答アプリをやったり、土日にまとめて論文を書いたりして、なんとか感覚を維持しました。
- 6月〜7月(ラストスパート) 実習が終わってからは、遅れを取り戻すために1日10時間くらい机に向かいました。 難しいことをやるより、基本的な論点を誰よりも丁寧に書く練習を繰り返しました。
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使用教材
難しい学術書は読みにくかったので、予備校の分かりやすいテキスト中心です。
- メイン教材: アガルートの総合講義テキスト。説明が平易で助かりました。
- 演習書:『重要問題習得講座(重問)』。基本的な問題はこれで網羅しました。
- 選択科目: 労働法。教員の働き方とかに興味があったので、イメージしやすかったです。
学習量
- 構成案作り いきなり書き始めるんじゃなくて、授業の指導案を作るみたいに、詳細な構成メモを作ってから書くようにしていました。これで論理が飛ぶのを防げました。
- 短答対策 実習中や空きコマなどの隙間時間は、全部短答にあてました。過去問を5周くらい回して、間違えたところをノートにまとめました。
メンタルと生活
友だちは「先生になるの?」って聞いてくるので、説明するのがちょっと面倒でした。 でも、友だちが模擬授業の練習をしている姿を見て、「私も試験本番に向けて準備しなきゃ」と刺激をもらっていました。 法学部の友だちがいないので情報はネット頼みでしたが、あまりSNSは見ないようにして、目の前のテキストを信じました。
メッセージ
教育学部だから不利ってことはないと思います。 司法試験の論文は、自分の考えを相手に論理的に伝える試験です。これって教育実習とかでやることと同じなんですよね。 法律用語に圧倒されず、丁寧に相手に伝わる文章を書けば、ちゃんと評価してもらえます。頑張ってください。