
法科大学院生の司法試験・合格体験記。授業×過去問の回し方、模試の調整、直前期の戦略を“再現しやすい形”で整理。
【2025年合格】「ローの授業も無駄じゃない」授業と試験対策をうまく繋げた、法科大学院生の合格戦略
イニシャル: K.I.(法科大学院在学中) 合格年度: 2025年11月(法科大学院在学中に予備試験合格) 選択科目: 労働法
はじめに
ロースクール在学中に予備試験に受かって、そのまま司法試験を受けました。 いわゆる「予備抜け」ですが、周りの友だちの手前、なんとなく気まずさもありましたし、「ここで落ちたら予備合格の意味がない」というプレッシャーもすごかったです。 よく「ローの授業は試験の邪魔」なんて言われますが、私はそう思いませんでした。授業もうまく使えば試験対策になると思ってやっていました。
司法試験までの過ごし方
- 2月〜5月(授業を活用する) 予備試験合格後、まずは司法試験の過去問を解いてみましたが、長くて疲れました。 この時期はローの授業もあります。私は予習を「司法試験の論点確認」としてやっていました。 授業で扱った判例を、その日のうちに論証集でチェックして、「試験で出たらこう書こう」とシミュレーションするんです。これで授業と試験勉強をリンクさせました。
- 5月(模試で調整) 模試を受けましたが、書き負けている部分がありました。 特に「あてはめ」が雑だったので、ローの友だちと議論したりして、先生が授業で言っていた「事実の評価」を答案に入れるように意識しました。添削に出すというより、**「友だちと見せ合って議論する」**ことで修正していきました。
- 6月〜7月(直前期) 直前期は授業が減るので、自習室にこもりました。 ここからは予備校のテキスト中心に切り替えて、知識の穴を埋める作業に集中しました。過去問も直近以外は構成だけで済ませて、数をこなしました。
使用教材
基本書と予備校本、どっちも使いました。
- 基本書:『基本刑法』など。ローの授業で使っていたものです。理由付けとか詳しいことを確認する辞書として使いました。
- まとめノート:『趣旨・規範ハンドブック』。これをベースにして、授業で聞いたことや気づきを書き込んで、自分だけのノートにしていました。
- 演習書:『重要問題習得講座』。典型的な論点をパッと出す練習用です。
学習量
- 過去問: じっくりやる派でした。 何十周もする時間はなかったので、1つの問題を丁寧に解いて、関連する判例を百選で読み直したりしました。質の高い勉強を心がけました。
- 短答対策: 通学電車の中でアプリを回すのがメインです。ローの課題が忙しい日はやらない、と決めてメリハリをつけました。
メンタルと生活
予備試験に受かってることは、あまり大っぴらにはしませんでした。 でも、仲の良い友だちとは自主ゼミをやって答案を見せ合っていました。友だちからの鋭いツッコミは、独学では得られない貴重なものでした。 朝8時から夜10時まで、大学の図書館にいました。周りもみんな勉強してるので、自然とやる気が出ます。家に帰ったら勉強しない、と決めてリラックスしていました。
メッセージ
ロー生の皆さん、課題や予習で勉強時間が取れないと焦りますよね。 でも、ローの授業は決して無駄じゃないです。先生の深い問いかけは、司法試験で未知の問題が出た時にきっと役に立ちます。 授業での深い理解を土台にして、直前期は予備校テクニックで点を取りに行く。 この切り替えができれば、在学中の合格は十分可能です。頑張ってください。

